- 露出
- ホワイトバランス
- 黒レベル
最初にSpyder CUBEについておさらいしよう。
これがSpyder CUBEだ
SILKYPIX Developer Studio Pro5に搭載されているツールと連動し、手軽に写真の最適化を行うことができます。
SILKYPIX DSP5のホワイトバランスツールで指定する事で、光源に合わせた最適なホワイトバランスを決定する事ができます。
■ホワイトフェース
SILKYPIX DSP5の露出補正ツールで指定する事で適切な露出設定を行うことができます。
■ブラックトラップ
SILKYPIX DSP5の黒レベルツールで指定する事で最適な黒レベルを設定する事ができます。
この3つはSILKYPIXの機能と連動する部分だ。
銀色の球が付いており映り込みにより、スタジオであればライティングの向きや数、フィールドだと太陽など光源の向きなどが後から解るようになっています。
■ブラックフェイス
黒に着色された面となっています。ブラックトラップが完全な黒いわゆるRGB値で言うと(0,0,0)に設定するのに対し、ブラックフェイスはそれ以上になるように設定します。
この2つは調整の参考になる部分だ。
こんな感じです。
SILKYPIX DSP5での使い方は以下のサイトで動画で紹介しているので見ていただきたい。
▼SILKYPIX GOODS CH. Spyder CUBE
http://www.isl.co.jp/SILKYPIX/japanese/goods_ch/spyder_cube.html
今回はバイクを被写体にして仕上げてみた。
金属や黒いパーツの多いバイクはなかなか露出や黒レベルの設定が難しい被写体だが結論から言うとかなり満足な仕上がりが得られた。
Spyder CUBEを写し込んだカットを撮影しておく。
リファレンスカット(調整前)
露出補正ツール(ホワイトフェイスを指定)
グレーバランスツール(グレーフェイスを指定)
黒レベルツール(ブラックトラップを指定)
リファレンスカット(調整後)
調整前の本番カット
本番カット(調整前)
リファレンスカットで設定したパラメータが貼り付けられる。
本番カット(調整後)
黒レベルは上手に設定しないと、黒の階調を潰してしまう事があるが、暗部とタイヤの黒が上手く分離されているのがわかるだろう。
微調整(コントラスト1.15)
調整前
Spyder CUBEとSILKYPIXで半自動補正
カウルやヘッドライトの艶など、ハイライトも滑らかに粘った露出がセットされた。
また、カウルの黒と暗部の分離も良い。
調整前
Spyder CUBEとSILKYPIXで半自動補正
また、色についてもホワイトバランスが適切にセットされることでリアルな印象の仕上がりとなる。
屋外でもこのような場面では結構使えそうだ。
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