このツアーは財団法人グリーンふるさと振興機構主催によるもので、本来2011年03月12日~13日に予定され、前日の震災により延期となった。その後、レールのゆがみや線路状況から運行停止となっていた、ひたちなか海浜鉄道全線開通記念も兼ねて改めて企画されたものとなっている。
ツアーの要旨は鉄道写真家広田泉氏を撮影講師に招き、ローカル線を撮影しながら旅をするもの。
ツアーの魅力は
・撮る
・写真を学ぶ
・ふれあう
・出会う
・食べる
・飲む
など幅広く、鉄道写真に興味があれば初心者でも参加しやすいものとなっている。
また、参加者が当日撮影された写真を広田泉氏講評の下、SILKYPIXで仕上げるミニセミナーも行われるので、参加者それぞれに合わせたアドバイスを受けることができるのも特徴となっている。
小難しい事を色々書いたが、もっと簡単に言うと「鉄道写真をみんなで楽しもうぜ!」ってことになる。以下ツアー初日の様子を写真で紹介する。
まずはダイジェスト動画を公開したので見ていただきたい。
※後半にはSILKYPIXのHow To動画も含まれている。
●ツアー一日目
勝田駅 → 那珂湊駅(昼食) → 中根駅 → 勝田駅 → 水戸駅 → 常陸大子駅
※筆者が主催者サポートを行っていた都合上、那珂湊駅が中心のレポートとなります。
ひたちなか海浜鉄道那珂湊(なかみなと)駅
古い駅舎が郷愁を誘う。
災害ボランティアなど写真以外でも積極的に活動する鉄道写真家広田泉氏。同氏の復興写真集「ここから始まる。」では、延期になったツアーのロケハンに訪れた時のひたちなか海浜鉄道の様子が写真と文章により綴られている。(広田泉氏は2011年03月11日ツアーの前日の下見中に震災に見舞われた。)今回の復活ツアーには様々な思いがあったに違いない。
広田泉氏の被災地支援写真集「ここから始まる。」は同氏のウェブサイト「鉄道写真.com」から購入する事ができる。
ツアーの特典として車輛車庫内での撮影が許可された。参加者は安全に注意しながらひたちなか海浜鉄道が保有する古い気動車を様々な視点で切り取っていた。
昼食は三浜(さんぴん)たこめし。三木鉄道から来た停車中の気動車の中での食事となった。一見酢だこのように見えるが酸っぱくは無く、出汁が効いてとてもおいしい。近くを訪れた際にはぜひ食べてみていただきたい筆者のお勧めである。
少しディテールを見て行こう。
キハ22系の運転席。車庫内に入る光が反射しフォトジェニックな佇まい。
別の気動車(形式は失念)のエンジン部分。
気動車とはいわゆるディーゼルカーでエンジンによる駆動で走行するもの。そのため車軸部にはこのようなエンジンがついているがあまり間近で見た事が無かったのでおさえておいた。
車庫内に停車中のキハ2000系の中へも乗車許可が出たので入ってみた。ボックスシートと木製の床が30代半ばの筆者にとっても懐かしさを感じさせるものである。この雰囲気と独特の「匂い」。写真で伝わるだろうか?
メカ好きにはたまらない気動車の運転席。メーターはデジタルよりアナログに萌える方も多いだろう。当然私もその一人だ。もちろんスイッチレバーなども萌えポイントの一つだろう。旧いフェラーリにエンジン始動の儀式があるのと同様にこの車にもきっとそういう手順があるのではないかと想像してみた。
那珂湊の猫駅長「おさむ」。愛想は無いが人懐っこい。そこが憎めない、背中で語るタイプだ。
旅館にて。鉄道好きが集まると良くこんな事になったりする。その場合、興味の無い方は笑って見守るのが大人というものだ。しかし、見ているうちに欲しくなってきてしまう事もあるので本当に必要なものなのかどうなのかを自問自答した上で最終判断は自分で行っていただきたい。
宿での食事は地元料理中心のスタンダードなものから
創作のようなものまでといった内容。ちなみに今回宿泊した宿は「リバーサイド奥久慈 福寿荘」という袋田の滝の近くにある宿。
夕食後はSILKYPIXを使った写真講習会や宴会が開かれた。また、その後参加者は一部屋に集まり深夜まで様々な話をしていたようだが、写真及び内容については大人の事情で割愛させていただく。
そんな感じでツアー一日目は終了となった。
ツアー二目の様子については下記URLから。
http://silkypix.blogspot.com/2011/09/blog-post.html
ツアー前日ロケハンの様子については下記URLから。
http://silkypix.blogspot.com/2011/09/blog-post_29.html
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